連携センター理念・ご挨拶

理念・方針

【基本理念】

住み慣れた地域で安心して暮らし続けたいという市民の皆様の希望を叶え、看取りまで切れ目のない医療サービスを提供するため在宅医療と介護の連携をめざします。

【基本方針】

  • 在宅医療関係者の連携推進
  • 事業者からの相談支援
  • 在宅医療従事者の人材育成
  • 地域の医療資源の把握
  • 在宅医療に関する市民への普及啓発

ご挨拶

一般社団法人 新潟市医師会 
会長 浦野正美

新潟市在宅医療・介護連携センターのWebサイトをご覧いただき、ありがとうございます。
私は令和2年7月1日より、新潟市医師会長を務めております。
2025年問題に代表されるような、超高齢社会の到来に向けて、各地で地域包括ケアシステム構築に向け、各種の取り組みが積極的に行われています。

そのような状況下、新潟市においても、地域の医療需要を考慮した地域医療構想が策定され、その中でも特に医療と福祉介護の連携強化が必要とされています。

平成26年6月25日に公布された、地域医療介護総合確保法により、同基金を活用して各地区の医師会内に「在宅医療推進センター」の設置が行われることになりました。また、全国の市区町村が主体となり、介護保険法の地域支援事業において在宅医療・介護連携の推進にも取り組んでおります。
新潟市医師会もこの流れを受け、これからの新潟市における在宅医療福祉介護分野の連携を積極的に行うことにより、新潟市民の健康と福祉に貢献していきたいと考え、その中心的コーディネート機関として、平成27年11月1日に「在宅医療推進センター(新潟県基金事業)」と「新潟市在宅医療・介護連携センター(新潟市委託事業)」を医師会内に開設いたしました。さらに新潟市におきましては、各行政区に「在宅医療・介護連携ステーション」が開設されており、ステーションには在宅医療ネットワークの事業所がある区名を付記することになりました。現在は全区11ヶ所のステーションが整備され、活発に活動しております。

関係者の皆様方に置かれましては、両センター運営に際しまして、格別なるご理解とご支援を賜わりますようお願いいたします。

横田樹也
新潟市医師会在宅医療推進センター センター長
新潟市在宅医療・介護連携センター センター長

令和2年7月から、新潟市医師会在宅医療推進センター、新潟市在宅医療・介護連携センター、両センターの副センター長として、浦野正美センター長のもとで、新潟市における在宅医療推進に関わる事業を中心に職務を進めてまいりましたが、令和3年4月1日より、新たにセンター長に任命されました。今後も、これまで通り、両センターの事業に対して、積極的に取り組んでいきたいと考えています。

さて、平成27年11月に、新潟県の基金事業である「在宅医療推進センター」と新潟市委託事業である「新潟市在宅医療・介護連携センター」の両センター機能を運営するために、新潟市医師会内に地域医療推進室を開設し、これまで、医療連携の推進と地域における人材の育成、多職種連携の強化、そして在宅医療について、市民への普及啓発を主たる業務として、新潟市や市内の各行政区11ヶ所に開設された「在宅医療・介護連携ステーション」、また各区に展開している多職種連携の会である「在宅医療ネットワーク」と協働、そして連携をしながら取り組んでまいりました。

令和2年度は、新型コロナ感染症の蔓延による感染防止の観点より、両センターの業務である、特に専門職や一般市民向けの研修や啓発事業に関しては制限せざるをえない状況でした。このような中では、直接、人と人とが接することがないICTツールの重要性がより注目されようになってきました。以上のような考え方により、今後のコロナ禍においても、オンライン会議システム等を利用して、在宅医療に関わる会議や研修会を開催することに加えて、新潟市医師会が運営するICT連携ツールであるSWANネットを、地域の医療、介護職間における情報共有の場で、より積極的に活用することが重要と考えています。また、現在、新潟市が進めている取り組みである「在宅医療・救急医療連携推進パイロット事業」において、今年度より、新たに在宅医療や介護携わる多職種と救急隊や救急病院の関係者がSWANネットを通して情報共有を行うこととなり、今後、特に地域の高齢者の皆様が、救急時に、より安心して医療提供が受けられるような環境づくりができるのではないかと期待しているところです。

最後になりますが、本年度、コロナ禍が続く状況においても、ICTツール等を活用しつつ、医療・介護に携わる多職種と連携を行いながら、両センター事業を積極的に行っていきたいと考えています。市民の皆様におかれましては、今後とも、両センターの活動に対して、ご理解、ご協力をいただきますようお願いいたします。

阿部行宏
新潟市医師会在宅医療推進センター 副センター長
新潟市在宅医療・介護連携センター 副センター長

令和4年7月より、新潟市医師会在宅医療推進センター、新潟市在宅医療・介護連携センター、両センターの副センター長を拝命しました。

両センターは「在宅医療・介護連携ステーション」と各区に展開する多職種の会である「在宅医療ネットワーク」と協働、連携して活動しています。

私は今まで地域における「在宅医療介護ネットワーク」の一つである「山の下地域包括ケアネット(通称・山の下ねっと)」の代表であり、摂食嚥下ネットワークの「東新潟摂食嚥下サポートメンバー(通称・新潟エッセン)」の会長として活動してまいりました。
しかし、新型コロナ感染症のパンデミックにより今まで普通に行われていた参集しての顔の見える研修会の開催ができないまま数年経過してしまいました。そんな中オンラインでの講演会や研修会が市内各地域で行われるようになり、新潟市全域に起きても開催されてきています。大きく時代が変わろうとしている中ではありますが、やはり人と人のつながりは機械にはできないものであります。
今までとは違う形にはなるかと思いますが顔の見える関係性を継続し、両センターと各地のつながりをより強固なものにできるよう努めていきたいと考えています。
また、医療・介護サービスを提供する側のネットワーク構築と並び、患者・利用者・家族中心にかかわるサービス提供者の連携も必要です。そのため、医師会が推進しているICTツールである「SWANネット」の利用をさらに促進し、より良い医療介護体制の構築に努めていきたいと考えています。